令和6年 新年明けましておめでとうございます。
新年の門出にあたり、会員の皆様に年頭のご挨拶を申し上げます。
会員の皆様におかれましては、平素より校友会活動への多大なご理解とご協力を賜わり、執行部を代表して、心より御礼申し上げます。
元旦に発生した「令和6年能登半島地震」、翌2日には「羽田空港航空機衝突事故」と、晴れやかな正月を迎えたばかりの私たちの平穏を、悲しみと恐怖に一変させた、大災害や事故が相次ぐ波乱の幕開けとなりました。
犠牲になられた多くの方々・ご家族に深く哀悼の意を表すると共に、被災地となった石川・新潟両江古田会の皆様に一日も早く日常が戻られることを、会員一同心を寄せて参りたいと強く願うものです。
本年は「甲辰」の年にあたり、「甲」はまっすぐに堂々とそそり立つ大木を表し、「辰」は自然現象を起こす大自然の躍動を示すものであると共に、慶事の象徴とされます。
この二つの意味を有する「甲辰」は「成功という芽が成長し、姿を整えていく」といった縁起のよさを表すと言われています。
コロナ禍が明け、私たちが次のステージに向かう門出にふさわしい年になるものと祈念するものです。
さて 私は昨年7月の校友会総会で承認され3期目を迎えました。
まず初めに今期の活動目標を、過去2期に亘る活動の集大成として反省と検証を行い、私の任期の総仕上げとして、積極的に活動をしてまいります。
校友会活動健全化・活性化のための取り組んできた、さまざまなコミュニケーション施策を精査、総括して、さらなる進化と拡充に邁進して参りたいと考えております。
次に校友会活動の基盤となる『財政健全化』が最優先課題であると考えております。
年々高騰する会報誌の郵送費、事務局経費、奨学金制度の導入などのよる支出増に対応し財政の健全化を務めて参ります。
次に次期執行部を担う『後継者育成』を心掛けて参ります。
次代を担う校友会員の増強として、常任幹事、幹事の方々の参加を積極的に促してまいります。
次に本部校友会事務局を通じて、各学部校友会とのリレーションを図り、16学部の校友会組織の結びつきを促し、日大ブランドの復活を皆さんと協力しながら進めて参ります。
考えれば考えるほど想いは尽きませんが、現在の日本大学を取り巻く環境は、連綿と構築してきた堅固なシステムが崩壊し、混乱や分断、変革の中で、私たちが生み出す「アートの力」が日本大学に寄与し、新たな日本大学の価値を創り出す可能性を探らなくてはなりません。
私たち日芸の卒業生それぞれが日藝愛を覚醒させましょう!
誇りある「日藝ブランド」の下に結束し、私たちが日本大学を動かすエンジンとなるよう、皆様と一緒に果敢にチャレンジして参りたいと思います。
今後ともどうか皆様の積極的な校友会活動への参加を期待し、私の年頭の挨拶と致します。
昭和53年度 放送学科卒
校友会会長 田上 竣詞